第二回サイハテCS 準優勝レポート 後編

ここからは後編です。猿ループを握ることを確定させた後のことについてお話していこうと思います。内容は主にモルトNEXTとの闘いになっています。

まず、改めて環境を見直すことにしました。Tier1は5C剣とNEXTで、次点でジョバンニ、天門、ビマナ、成長剣、その他と続くだろうと予想。全体の特徴としては
・ジョバンニを除くほとんどのデッキタイプがプレイヤーキルをまっすぐに目指している
・ドギラゴン剣、モルトNEXTら非常に上が強いデッキが幅を利かせているため、コントロールははほとんど存在せず、妨害らしい妨害は大振りな裏切りか多色環境を意識してのマナクラ程度
・1ターンで爆発的に打点を増やすワンショットが主流のため、細かく面を捌くカードはあまりない
・中速で勝負するデッキはだいたいがNEXTに駆逐されるため、残るデッキは強力なカウンターを持っているだろう
と考え、NEXTには早々に6打点揃えてフルアタックで落とす、カウンターに寄せたデッキには他のループに見劣りしないサーチと速度でループコンボを狙えるため、仮想敵をNEXTに絞って、他は相性で理不尽を押し付けられる猿ループを握ることは決して悪くない選択だろうと考えました。(※自分は無理だと踏んで早々に諦めましたが、実際は最速を目指すことでNEXTに対抗しようと考えるプレイヤーが想像以上に存在していました。これは単純に環境を読み違えていました。)

しかし、二日前の対面でスパーを行える最後の段階で猿ループの対NEXT勝率はあまり芳しいものではありませんでした。当初は「ジャック+3コスト生物+生物1体で4tでジャスキルだからこちら先手ならメンデルが絡まない限り勝ち、最低でも成長剣やベアフといった速度というアプローチでNEXTを倒そうとする相手と同じようにじゃんけんくらいには持ち込めるはずだ」と思っていたものの、実際はそうも上手くいかず。NEXT側も先手なら1ブーストもできなくてもスクチェンマナロックで容易にジャックを処理してくるし、火の子スクチェンネクでそもそも自分が死ぬ。後手でもメンデルが握られていたら十分捲られる可能性が残る。走られたら負け、面をとられても絶望的。なのにこちらは相手のバトクロスに怯えながら殴りきるルートしか取れない分の悪い勝負になっていました。受け札を取ろうとエウルブッカ、ハヤブサ、巨石と試しはしたものの、十分な枚数を確保できないことも問題でした。

そこでなんとなく浮上したのはヤドック。チームメイトでドルマゲドンNEXTを使う予定のざわくんに「今のNEXTってヤドック刺さる?」と確認したところ、せいぜいスクチェンが止まるくらいだろうとの返答が。スクチェンが使えないNEXTとの速度勝負なら勝機はあるうえにヤドックはビートプランを採用する際にバトクロスのケアとしても働いてくれます。ドルマゲドンNEXTのテンプレートを眺めるとミツルギは2枠。決まってしまった。

というわけで今回使用したリストはこちらになります。

龍覇 マリニャン ×4
ベイB ジャック ×3
ダンディ・ナスオ ×1
霞み妖精ジャスミン ×4
雪精 ジャーベル ×4
S級原始 サンマッド ×4
原始の面 ナム=ダエッド ×2
原始 サンナップ ×3
天真妖精オチャッピィ ×1
曲芸メイド・リン・ララバイ ×1
アラゴト・ムスビ ×2
蛇手の親分ゴエモンキー! ×4
獣軍隊 ヤドック ×2
トレジャー・マップ ×4
未来設計図 ×1

超次元
極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールドの構成パーツ 各1
神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ ×2
邪帝斧 ボアロアックス ×1

おそらく枚数にも疑問が出ないであろう箇所やループ手順については、私よりも詳しい方がそれぞれ記事ないし動画を上げているのではないかと思いますので、今回は割愛します。ここでは、具体的にどうして採用に至ったのかなどについて書いていきます。

・ベイB ジャック
最新弾にて登場した、ゴエモンキーループを環境に返り咲かせることに成功した立役者。ループ補助は言わずもがな、彼の真価は2打点6000というパワーライン。受けが弱いデッキに対してビートプランを取る際にも優秀。先攻でジャスミンによるブーストからキャストすることでベアッサー、ミアダママを殴り返す構えを見せ睨みを利かせることもできる。しかし、複数枚欲しいかは怪しいため3に。

ジャスミン
場合によってはここを減らす構築も散見されるが、ヤドックを可能な限り早く投げたい、ジャック+3マナを構えてターンを返すことが有効な相手も多いため最大数の採用。

・ダエッド、オチャッピィ
マリニャンを4ターン目にキャストできることが一応のマナの頂点であるため計3枚採用。オチャッピィはワンショット環境と噛み合わず、最終禁断フィールドの火力で焼かれてしまうためダエッドを優先。ただ、墓地のカードをマナに回収する役割も少なからず有用だと考えて1枚のみ採用。

・サンナップ
MOX EMERALD。実質パワー9。
ただのループパーツでは終わらず、ジャック下で手札を切ることで1マナを出し3tマリニャン着地を実現してくれる。他にも0コストのサンマッドの進化元にもなりサンマッドのブレイク数増加を補助し、レジルエウルブッカの龍解サポートなど、ループにもビートにも便利な1枚。ただ単独ではただのバニラなので3枚に。

・ヤドック
個人的なMVP。天門ループのミルザムやNEXTのスクチェン、バスターや法皇ダンテが走るのを阻止し、下手な防御札よりずっと身を守ってくれた。さらに殴りきるルートを選択した際に、バトクロスやホーリー、キザムへのメタとして機能してくれる。4ターン目に着地させたいドラグナーがサソリスではなくマリニャンだからこそ許される特権だと思う。ただ、枠がきつかったため2。

・未来設計図
正直一番採用理由が曖昧なカード。レジル龍解後に速やかにパーツを探したくての採用だったが、ハヤブサ採用を検討していた時の名残というところも否めない。弱くはなかったが、もし構築を改めるなら最初にメスが入る場所だと思う。

今回もチームメイトにも恵まれ、予選5-0からの準優勝という非常に満足のいく成績を出せたと思います。あと一歩及ばず、本選全勝のざわくんにヴィルヘルムを渡せなかったのは非常に心残りではありましたが、CS自体は非常に楽しく終えることができました。運営、ならびに対戦してくださった皆様ありがとうございました。

そしてyuvaさん、カトさん、ねこパンチさん、失礼な態度を取ってしまって申し訳ありませんでした。改めて優勝おめでとうございます。